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シミと肝斑の違いは?ホルモンとの関係は?|みなと横浜ウイメンズクリニック美容皮膚科

2026-02-10




しみ(老人性色素斑)と
肝斑(かんぱん)の違い

私たちが「しみ」と呼ぶものの多くは、主に「肝斑」か「老人性色素斑」のいずれか、あるいは両方が合併したものです。正しい治療めのために、それぞれの発生メカニズムを理解しましょう。

1. ひと目でわかる比較表

項目 肝斑 (Melasma) 老人性色素斑 (Solar Lentigo)
主な原因 女性ホルモンの変動、摩擦、慢性炎症 蓄積された紫外線、加齢
肌内部の状態 メラニン工場の「暴走」 メラニンの「排出詰まり」
見た目 左右対称、輪郭がぼんやり広がる 輪郭がはっきり、独立している
内部構造 血管が増え、土台(基底膜)が壊れている 表皮の土台構造は保たれている
治療方針 刺激を避ける「守り」 レーザー等で「攻める」

🔍 表の内容を正しく理解するためのポイント

● しみ(老人性色素斑)の発生プロセス

UV刺激によりメラニンが生成されますが、通常はターンオーバーで剥がれ落ちていきます。しかし、加齢などでターンオーバーが低下し排出が追いつかなくなると、メラニンが滞留して「しみ」として残ってしまいます。


UVによるシミの発生とターンオーバーの仕組み


肝斑の肌内部:境界が曖昧で深部まで広がるもやっとした黒ずみ

● 肝斑の炎症メカニズム

肝斑はメラニン工場(メラノサイト)自体が慢性的な炎症で「暴走」している状態です。図のように境界線が曖昧で、色の広がりが肌の深部(基底層〜真皮近く)にまで及んでいるのが特徴です。

⑤ ケアの鉄則:肝斑は強い刺激で悪化するため、まず「鎮静」と「保湿」で肌を安心させる「守り」が重要です。レーザーもマイルドな低出力を選択します。一方、しみは溜まったメラニンを直接破壊する「攻め」の治療が有効です。

2. 肝斑の正体:肌内部は「ボロボロの慢性炎症」

表面に見える色以上に、肌の奥深くでは「3つのトラブル」が起きています。

血管の暴走

異常な血管が増え、そこから放出される物質がメラニン工場を常に刺激し続けます。

土台(基底膜)の破綻

表皮と真皮の境界線が壊れ、メラニンが深い層へと落ち込んでしまいます。

微細な炎症(ボヤ)

肌内部が常に「小火(ボヤ)」を起こしているような、非常にデリケートな状態です。

3. 肝斑の発生にもかかわる エストロゲン(美肌ホルモン)の「光と影」

✨ 光:潤いとバリアの盾

ヒアルロン酸やセラミド産生を助け、乾燥や外的刺激から肌を守る「盾」の役割を果たします。

🌑 影:肝斑を誘発するスイッチ

バランスが乱れると、紫外線がなくてもメラニン工場に「稼働せよ」と命令を出してしまいます。

4. ライフステージ別のシミ発生メカニズム

① 妊娠中:ホルモンの爆発的増加
ホルモンの急激な増加にメラニンを作る細胞が反応し、「妊娠性肝斑」が作られやすくなります。

② 更年期:潤いの盾の崩壊と「身代わりのシミ」
エストロゲン減少で潤いの盾が失われると、肌は「乾燥から細胞を守らなきゃ!」という切実な防御反応として、潤いの代わりに「メラニンという別の盾」を必死に作ろうとします。また、乾燥によりバリア機能が破綻しメラニン細胞はさらに刺激を受けやすい状態になってしまいます。

5. 治療プラン

✨ 共通の基本治療:内服・外用ケア

しみ・肝斑どちらの治療においても、まずは土台となる肌の環境を整える「内側と外側からのケア」が重要です。

  • 内服薬:トラネキサム酸(炎症抑制)やビタミンC(抗酸化)を組み合わせ、メラニンの過剰生成や炎症を体の中から抑えます。
  • 外用薬(ハイドロキノン等):できてしまったメラニンの排出を促し、新しいしみの生成をブロックします。
  • ホルモンを整える:肝斑の原因がホルモンバランスの乱れによるものなのであれば根本治療を目指します。
  • 保湿で皮膚のバリアを保つ

⚠️ レーザー治療は「分ける必要がある」理由

しみと肝斑では、レーザーの当て方を明確に変えなければなりません。

● しみ(攻めの治療)

特定のしみに高エネルギーを照射する「スポットレーザー」で、溜まったメラニンを一気に破壊・排出させます。お顔全体にあてるときは「フォトフェイシャル」の光治療で表面にあるメラニンを破壊します。

● 肝斑(守りの治療)

肝斑に強い刺激は厳禁です。マイルドな低出力の「レーザートーニング」を選択し、肌を刺激せずに少しずつメラニンを散らします。

※肝斑にしみ用の強いレーザーを当ててしまうと、炎症が強まり逆に濃くなってしまうリスクがあります。そのため、専門医による正確な診断のもとで治療法を使い分けることが非常に重要です。

よくあるご質問(Q&A)

Q 肝斑と普通のシミはどうやって見分ければいいですか?

A 結論から言うと、「左右対称で境界がぼんやりしている」のが肝斑の特徴です。頬骨のあたりに「もやっと」した広がりがあれば肝斑の可能性が高いため、医師へご相談ください。

Q 肝斑の治療で最も大切なことは何ですか?

A 「刺激を徹底的に避けること」です。レーザーで攻める前に、洗顔時の摩擦を控え、内服薬で肌内部の炎症を鎮める「守り」のケアが最も重要となります。また、レーザーを使用する場合もマイルドな低出力のものを選択します。

診察後横浜・元町中華街で過ごす
「リフレッシュ時間」

肝斑やシミの治療は当院にご相談ください。

また、当院は、異国情緒あふれる横浜元町・中華街エリアにございます。
クリニックでのケアの後は、山下公園を散策したり、元町ショッピングストリートでお買い物を楽しんだりと、心身ともにリフレッシュされる患者様が多くいらっしゃいます。

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